肝臓はの働きは、毒物を解毒したり、体に必要な蛋白質を作ることです。肝臓が働かなくなると人間は死んでしまいます。肝臓病と一口に言ってもいろいろな病気があります。その主なものは次の通りです。 |
(1)肝機能障害 |
肝機能が悪いと検診で言われたことはありませんか?肝細胞や肝臓の中の胆管の細胞が壊れると血液の中にGOT(AST),GPT(ALT)、γGTPと呼ばれる酵素が流入し、高値になります。急性や慢性肝炎、アルコールの飲みすぎ、脂肪肝、薬の副作用などでこれらの酵素が上昇します。 |
(2) 慢性肝炎 |
慢性肝炎のほとんどはウイルスによるもので日本では200万人以上の患者さんがいます。慢性肝炎から肝硬変や肝癌が発生することが知られています。慢性肝炎の方は定期的なチェックが必要です。ご自分がB型、C型肝炎にかかっているかどうか知っておくことが重要です。 |
(3) 肝がん |
肝がんにもいろいろな種類があります。肝細胞癌、胆管細胞癌、転移性肝癌、その他の癌などです。癌によって治療法が異なります。手術が必要になることもあります。院長は多くの肝臓の手術を手がけてきました。 |
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膵がん |
最近、膵がんは増加の傾向にあります。膵がんは発見するのが難しく、わかったときにはすでに手遅れのことがあります。慢性的に背中が痛い、最近痩せてきた、糖尿病が急に悪くなってきた、などの症状は要注意。 |
膵臓のう胞性
疾患 |
膵臓にのう胞(液性・粘液のたまり)ができる病気があります。大きいものや膵管に変化があるものは癌を併発している可能性があるので手術が必要になります。 |
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胆道系とは肝臓でつくられた胆汁を十二指腸まで運ぶ管で途中に胆のうがついています。一番多いのが胆石症です。胆のうに石ができ、痛みが生じる病気です。胆石はどのタイミングで手術するか、ということも重要です。胆管のがんは黄疸で発症することが多くあります。黄疸とは皮膚や白目が黄色になる状態です。おしっこが褐色になることで気がつくことがあります。 |